相模原市や町田市などのローカル情報を発信するコミュニティFM局「FMHOT839」。番組「それいけ!さがみ月光団!」でディレクターを務める「月光団団長 蝉丸」さんがラジオの魅力を伝える連載企画。
平昌。
韓国の首都・ソウルから東へ車で3時間の街です。
人口45000人ですから、町田市の人口の10分の1。
韓国でも屈指の豪雪地帯で、1898年には積雪188.8cmを記録しています。
でも、ここ最近では2000年代の平均積雪深は26.9cmとかなり減少をしています。
「雪が少ない。」
これは平昌での冬季オリンピック開催の不安視される一つですね。
そうです。
今年2月はオリンピックが開催されます。
日本はどちらというとその先2020年を向いている人が多く、来月開催ですが盛り上がりが欠けているような気がしますね。
まあでも。
始まってしまえば、そこは「世界のスポーツの祭典」。毎日の種目結果にみんな一喜一憂することでしょう。
相模原から世界の舞台に挑む選手は2名です(1月18日現在)
スピードスケート・ショートトラック日本代表として出場する齋藤仁美選手、齋藤慧選手。
相模原市のスポーツ事情に詳し方にとってもうお馴染の名前ですね。
私も相模原市関連のウィンタースポーツではよくお二人の名前を見かけていました
齊藤4姉弟の長女と次男。他の二人のスケート選手です。
仁美選手、慧選手ともに清新小、清新中出身。仁美選手は麻溝台高校卒業、慧選手は光明学園相模原高校卒業。
相模原市役所での壮行会の前に、比丘口公園で中央1丁目、中央4丁目自治会合同の新年の「餅つき大会」でも2人の壮行会が行われました。まさに相模原という「地元が生んだ選手」です。
私がはじめて二人にあったのは「銀河アリーナ」です。
相模原スピードスケートクラブに所属していた二人を練習場所である銀河アリーナで取材しました。
市民利用のあとの銀河アリーナ。夜遅い時間からスタートです。まじかで見るスピードに驚いたのを覚えています。
「遅い時間から大変ですね」と私がスタッフの方に聞くと「練習場所があるだけでありがたいです」。
相模原市、町田市には様々な種類のスポーツが存在しています。
なかにはプロチームもあれば、なかには世界を目指せる種目もあります。当然、市民レベルで楽しめる生涯スポーツもたくさんあります。
これだけのスポーツがある地域も珍しいでしょう。地域の特徴の一つです。
ただそれに見合うだけの「スポーツ環境」があるのかと言うと、少し疑問な所もあります。
練習環境を求めて他の地域に行く選手もいたことでしょう。
練習環境を整備すると一言で言っても、予算も時間もかかりますので、簡単にはいきません。しかし、これだけのスポーツ地域ですので市の境を越えての環境整備がより活発化をするような気がします。
齋藤仁美選手、齋藤慧選手の活躍により地元のスピードスケートの歴史に大きな一枚が加わります。二人の姿にあこがれてスケートの世界へ飛び込む子供達もいることでしょう。
正月は青山学院大学陸上競技部が箱根路を制しました。2月の後半からはJリーグが開幕します。冬季オリンピックも含め今年も多くのスポーツの活躍が期待されています。
相模原市、町田市は地元の子供達がスポーツで夢を見るには最高の地域です。
子供達の夢が長く続き、実現するために、大人達が舞台を作ってあげる事。
それが
相模原市、町田市が「スポーツ地域」として大きく発展していく一つのカギだと思います。