ウェブサイトの企画、設計などを手掛ける「FacileVivo」(町田市)は3月1日、携帯電話で簡単に育児日記を作成・共有できるウェブサービス「モバイル育児日記」のベータ版を公開した。
赤ちゃんの成長とママの気持ちが残る・伝わる育児日記がコンセプトの同サービス。育児日記の内容を「ママからの情報発信」と捉え、社会的に孤立してしまっている子育て中のママが自ら情報を発信することで、子育ての援助者や相談者を増やし、子育てに対する負担やストレスを軽減することを目的とする。
携帯電話でミルクやおしっこなど、赤ちゃんの生活をボタン一つで時刻と一緒に記録。外出中や忙しい時も気軽に日記が作成できるように片手で簡単に操作可能とした。メールやツイッターで育児日記の共有もできる。ドコモ、au、ソフトバンクのほぼ全機種に対応。スマートフォンには現在未対応だが利用することは可能という。
利用無料。運営費は当面、アフィリエイト収入で賄うほか広告掲載も見込む。正式リリースの際は、無料版のほかに有料版の提供も予定。
同社は、内閣府が進める地域社会雇用創造事業の一環で行われた「2011 第1回みたかソーシャル&コミュニティ ビジネスプラン・コンペティション」で最優秀賞を受賞したことをきっかけに昨年末、創業。今後も乳幼児の成長記録や予防注射の履歴などを簡単に記録できるサービスを順次追加し、インターネット上の母子手帳のようなサービス展開を進めるという。