町田と陸前高田の商店街を繋ぎ、商業と地域を活性化するイベントが3月3日・4日、町田パークアベニュー商店会(町田市原町田4)などで行われている。主催は、「一般社団法人 SAVE TAKATA」(東京事務所=世田谷区)。
陸前高田市の戸羽太市長のふるさとが町田市であることから始まった同企画。SAVE TAKATA代表理事の佐々木信秋さんは「陸前高田市は今回の震災で全国からたくさんのご支援を受けているが、1年を経過しようとしているなかでどうしても『風化』が進んでいる」と現状を説明する。
「町田市は戸羽市長のふるさとということもあり、陸前高田支援という部分で継続的に取り組んでいただいている。また、個人の支援熱も高い地域。そういった地域とのつながりを創出、維持していくことが今後の復興、そして発展といった部分でとても重要な要素になると考え、今回のイベントを実施するに至った」と明かす。
当日は、商店街内で陸前高田市の物産やチャリティグッズを販売。商店会は芋煮汁もふるまうほか、町田市文化交流センター(原町田4)で陸前高田市の概要、震災前後の地域の様子などを紹介する説明会を開催する。
町田市から陸前高田市へのバスツアー企画では、陸前高田市を視察し、地域物産の購入や地域商店街の人々と一緒に昼食をとることで情報交換や交流を深める。昼食には戸羽市長も参加予定。定員50人で現在、100人以上の応募があるという。
開催時間は、陸前高田物産展=11時~16時、説明会=13時~15時。バスツアーの開催日は3月17日~18日と24日~25日。参加費は2,000円。参加希望者をホームページで募集し、抽選で決定する。