鶴見川流域の自然や環境活動を紹介する「鶴見川源流祭」が5月13日、都立小山田緑地内の「みはらし広場」(町田市下小山田町)で開催される。主催はNPO法人「鶴見川源流ネットワーク」(小山田桜台2、TEL 042-798-2693)。
同企画は、鶴見川流域で治水や環境回復などをテーマに連携する市民団体と行政が一堂に集い、鶴見川源流域の環境について考え、情報交換などを行う交流会。開催は22回目で例年、約400人が参加している。
今年は、温暖化豪雨時代の到来を視野に入れて、源流の緑の保水機能に注目する「みんなで散歩 源流の春 保水の森」がテーマ。当日は、流域の市民団体や福祉施設などの模擬店や活動内容の紹介、河川行政の広報展示を行うほか、流域の生物を集めた水族館、源流の保水の森をめぐる「源流散歩」など自然にふれあう企画を用意する。
シンガー・ソングライター白井貴子さんのステージ、源流付近の井戸水を使ったオリジナルブレンド「源流コーヒー」やグッズの販売、マスコットキャラ「ツルさん」「バクさん」の登場など、「楽しみながら自然にふれ合い、鶴見川について学べる楽しい祭り」(岸由二委員長)を繰り広げる。
鶴見川の源流は、町田市の北部に位置する田中谷戸の湧泉(ゆうせん)。洪水や汚染の問題で頻繁に話題となる典型的な都市河川だが、最近では、アユの遡上(そじょう)や町田市北部丘陵の最源流域の保全が進むなど、河川流域の自然環境への注目が高まっている。
開催時間は11時30分~14時30分。源流散歩は5月7日までに申し込みが必要。参加費500円。先着70人。