神奈川県相模原市は2008年3月15日、交通まちづくりフォーラム「考えよう!これからのまちづくりと新しい交通システム」をグリーンホール相模大野(相模原市相模大野4)で開催する。
現在、相模原市では「県道52号相模原町田など道路の混雑緩和」「麻溝台・新磯野地区への交通アクセス確保とまちづくり支援」などを理由に、「相模大野~原当麻」(約8キロメートル)を先行検討区間として、「事業費を抑えつつ早期実現可能な」基幹的バスシステムの導入について検討を行っている。
同フォーラムでは、「人や環境にやさしい」まちづくりと新しい交通システムについて考えることを目的に、日本大学総合科学研究所・高橋洋二教授による基調講演「公共交通を主役にしたまちづくり」のほか、「相模大野~原当麻」間の新交通システム導入検討についての相模原市の報告、相模原市長らによるパネルディスカッションを行う。
同市は、通勤・通学などの移動時間の短縮や時刻表通りの運行による利便性向上、自動車交通抑制による環境負荷低減、市内の拠点などを連携する基幹的な交通ネットワークの形成などを実現するため、1989年(平成元年)度から新しい交通システムの導入検討調査を実施してきた。2001年(平成13年)度策定の「総合都市交通計画」では「新しい交通システムの整備」を基本目標としている。国内外で導入されているバスシステムとしては、クリチバ市(ブラジル)の「Bus Rapid Transit(幹線快速バスシステム)」、愛・地球博で走行した「デュアルモードシステム」などの例がある。
開催時間は13時30分~16時。定員は220人(当日先着順)。