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玉川大学チームが「ロボカップ」世界大会で準優勝-家庭用ロボット部門

イレイサーズのロボット

イレイサーズのロボット

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 玉川大学工学部、電気通信大学、情報通信研究機構の共同プロジェクトチーム「eR@sers(イレイサーズ)」が6月にメキシコシティで開催されたロボカップ2012世界大会」の家庭用ロボット部門「@ホームリーグ」で準優勝した。

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 優勝はドイツのチームで昨年に続き2連覇。ロボカップは「2050年にサッカーの世界チャンピオンに勝てる、自立型ロボットのチームをつくる」という夢に向かって人工知能やロボット工学などの研究を推進し、さまざまな分野の基礎技術を普及させることを目的としたランドマークプロジェクトで日本人の研究者らによって提唱された。

 「@ホームリーグ」とは、サッカーで培われた技術を日常生活で活用する試み。キッチンやリビングルームでの利用を想定して、ロボットが人間と共に作業を遂行できるかを競技形式で評価する。

 イレイサーズは第1ステージ=4位、第2ステージ=3位と順調に順位を上げ、決勝では「会心のでき」で、順位を上げて2位に入った。これで通算成績は優勝2回、準優勝2回。

 同大工学部・脳科学研究所の岡田浩之教授は「ロボットを動かすには、さまざまな機能を研究しなければならない。私たちイレイサーズは、玉川大学・電気通信大学・NICT、それぞれの得意分野を生かしているのが強みではないか。玉川大学は画像処理、電通大学は物をつかむ(マニピュレーション)こと、NICTは音声認識を得意としている」と話す。

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