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FC町田ゼルビア、ガイナーレ鳥取と引き分け-8月の無敗記録は更新

復帰後初めてフル出場した勝又選手(右) ©藤井栄美

復帰後初めてフル出場した勝又選手(右) ©藤井栄美

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 J2第30節は8月22日、各地で試合が行われ、FC町田ゼルビアは町田市立陸上競技場でガイナーレ鳥取と対戦し、0対0で引き分けた。

途中出場で活躍したゼルビア幸野選手

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 第28節の千葉戦で17試合ぶりの勝利を挙げたゼルビアは続く徳島戦も制し、3月以来の2連勝。最下位から20位に浮上し、JFLとの入れ替え戦出場圏を脱した。

 8月に入りチームは、元韓国代表DFイ・ガンジン選手(全北現代モータース)、各年代の日本代表に選出されているMF幸野志有人選手(FC東京)を期限付き移籍で補強。ケガから復帰したFW勝又勝典選手も出場機会が増え、攻守共にチーム力が上がりつつある。

 鳥取との勝ち点差は2。勝てば19位に順位をあげることができる試合。中2日の厳しい日程ながら、ゼルビアは試合開始から積極的に相手陣内に攻め込む。しかし、J2で最も失点が多い鳥取は、激しい守備でゼルビアに決定的なチャンスをつくらせない。徐々に展開が硬直し、互いに攻め手を欠く。ロスタイムには勝又選手がスピードを生かしてDFを抜き去ってGKとの1対1の場面をつくるが、ファインセーブに阻まれて無得点のまま前半終了。

 アルディレス監督は、後半開始早々に幸野選手と北井佑季選手を投入。「ボールをもっと早く動かして、もっともっとボールに関わって動かすため」という意図通り、ゼルビアは試合の主導権を握る。30分、北井選手のシュートをGKが弾いたところ、詰めていた勝又選手がゴールに流し込むが、ボールはポストに阻まれる。35分には幸野選手が強烈なミドルシュートを放つがこれもGKが弾き返す。

 終始攻め続けるが、後半だけで得た12本のコーナーキックも生かすことができず、試合終了。鳥取を抜くことはできなかったが、下位の岐阜が引き分け、富山が敗れたため、順位は20位のまま。

 試合後、アルディレス監督は「彼ら(鳥取)は引き分けでも良いというようなプレーだった。我々はフットボールを最後まで試みた。ただ本来決めなくてはいけないシチュエーションを作りつつ、それを決めきれないことは事実。そういうものが、最後の引き分けという結果になった」と話す。

 復帰後初めてフル出場した勝又選手は「今日は前半から身体も切れていたし、絶対に獲ってやるという気持ちもあった。シュートチャンスでは少し余裕があった。考えないでシュートを打った方がいいのかなという気がする。ディフェンスがゼロで抑えているわけだし、ああいうのを決めないと。本当に反省ばかり」と悔しさをにじませる。「90分プレーしたことは自信になった。これから継続してできればいいかなと思う」とも。

 次のホームゲームは9月2日、町田市立陸上競技場でファジアーノ岡山と対戦する。キックオフは18時。

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