地域に昔からある「ありのままの風景」を楽しみながら歩くことができる道「フットパス」のシンポジウムが5月25日・26日、町田市生涯学習センター(町田市原町田6)で開催される。
フットパスは、「みちづくり」を通して地域の美しさや魅力をアピールし、地域を活性化することが目的。「日経トレンディの2013年ヒット予測ランキング1位がロングトレイル(歩く旅)。フットパスもまちづくりや観光に大きな効果があると注目されている」と実行委員長の神谷由紀子さん。
当日は、経済効果が年間8,000億円、24万人の正規雇用に達しているというフットパス発祥の地イギリスでまちづくりに取り組む「ウオーカーズ・アー・ウェルカム」代表のシーラ・タルポットさんが登壇。茨城県行方市、鳥取県鹿野町、熊本県美里町の活動報告のほか、総務省や観光庁、国土交通省、環境省から担当者を迎えて「フットパスの効果」に関する講演やシンポジウムを行う。
「全国各地の自治体やNPO、民間団体がフットパスに取り組み、無理をせず『あるがまま』の地域の姿の中からオンリーワンの魅力を引き出し、ファン獲得に成功している。シンポジウムを通じて、フットパスをより理解していただければ」(神谷さん)。
町田市内を巡るフットパス現地ウオークも26日に予定する。シンポジウムの開始時間は13時。入場無料、5月17日までに参加申し込みが必要。