日本フットボールリーグ(JFL)第13節が5月26日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアは佐川印刷SCと0対0で引き分けた。観客数は3079人。
ゼルビアは12節終了時点で2位。開幕から10試合で失点3と堅い守備が特徴だったが、ここ2試合は失点6。序盤に先制され、追いかけるパターンが続いている。対する佐川印刷は17位と低迷しているが、直近2試合はトップ3のカマタマーレ讃岐とAC長野バルセイロに引き分けるという、アマチュア企業チームの「門番」ぶりを発揮している。
試合は序盤、ゼルビアがボールを支配するが、ストロングポイントを消す佐川印刷のプレーに決定機を見出すことができない。攻撃の起点となるゼルビアMF庄司悦大選手は徹底的なマークを受けると、後半76分にラフプレーの判定で退場処分。1人少ない状況ながら、GK相澤貴志選手やDF吉弘充志選手らの好セーブで辛くも引き分けに持ち込んだ。
試合後、ゼルビアの秋田豊監督は「崩すこともシュートもできなかった。決定的なチャンスも数回あったが、精度に問題があった。イエローカードを貰わない選手に育てなければ」と渋い表情で語った。
首位の讃岐が勝利したため、勝ち点差が5に開いた。3位の長野には得失点差で上回る。前半戦は残り4試合。天皇杯JFLシード1枠を懸けた上位陣の直接対決が続く。次のホームゲームは6月8日、Honda FCと対戦する。