アメリカンフットボール・Xリーグ中央地区の試合が9月14日、麻溝公園競技場(相模原市南区下溝)で行われ、ノジマ相模原ライズはIBMビッグブルーに24対21で勝利した。
ライズはチーム創設後、ホーム相模原で初めての公式戦。市民の無料招待などで2000人以上が来場した。
試合は一進一退の攻防。前半、ライズは相手陣内で優勢に試合を運ぶも、IBMのインターセプトで形勢逆転。QBケビン・クラフト選手からWRジョン・スタントン選手へのパスで47ヤードのタッチダウンを許し、7点を先制される。後半、ライズはフィールドゴールとタッチダウンで逆転するが、IBMはクラフト-スタントンのホットラインで再逆転。10対14で第3クオーターを終了する。
最後の第4クオーター、ライズはQB木下雅斗選手のスクランブルとパスで連続タッチダウンを決め、24対14と再々逆転。スタジアムが大歓声に包まれる。IBMもクラフト選手のロングパスでヤード獲得を狙うが、ファウルでチャンスをつぶして波に乗れない。残り3分のタッチダウンで3点差に迫るが、ライズが時計を進めてホームでの初公式戦を勝利で飾った。
試合後、伊倉良太キャプテンは「皆さんのおかげでホームゲームを制することができた。リーグは序盤、オービックとの試合も控えている。もっと成長しないと日本一のチームにはなれない」とあいさつ。須永恭通ヘッドコーチは「チームはいつも以上に気合が入っていた。相模原での開催に尽力していただいた相模原市、Xリーグ事務局に感謝している」と話す。
次の試合は9月22日、川崎球場で警視庁イーグルと対戦する。