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通行人を7秒で店の客に-町田の「看板製作」会社社長が解説本

ラーメン店の事例。ビフォー(上)看板偏差値=33、アフター(下)同=67。改善後、集客数が128%アップしたという。

ラーメン店の事例。ビフォー(上)看板偏差値=33、アフター(下)同=67。改善後、集客数が128%アップしたという。

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 「通行人を7秒で店の客にする」看板作りのノウハウをまとめた単行本「看板偏差値 7秒集客のルール」(日労研)が4月1日、出版された。著者は、看板製作・屋外広告を手掛ける「アイワ広告」(町田市旭町1)社長の小山雅明さん。

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 小山さんはコピーライター、SPプランナーを経て、1984(昭和59)年に同社を創業。1993年より看板業に特化し、企画・デザインから製作・施工まで自社で一貫して手掛ける体制をつくった。ブックオフ、でんかのヤマグチの看板企画製作のほか、外食チェーン店の集客アドバイザーなどを務めている。

 「30年間に手掛けた約4000件の事例から、通行人が看板を意識して、その情報に魅力を感じ、入店を決めるまでの時間はおよそ7秒だと分かった」と小山さん。

 短い時間で店の魅力や特徴などを伝える方法を考えるため、小山さんは通行人の感性や心理を客観的に検証。「看板偏差値」と「3段階確率論」という、看板職人やグラフィックデザイナーの技術や感性に依存しない、看板の客観的な評価基準をオリジナル理論としてまとめ、感性工学会やデザイン学会の国際会議で発表した。

 同書は、理論解説のほか、看板演出による費用対効果、繁盛店の看板の特徴などを豊富な事例で解説。「看板で集客を考えることが、いかに効率的で即効性があるのかということを一人でも多くの方に知ってもらいたい」(小山さん)。

 仕様は223ページ。価格は1,620円。

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