小田急町田駅そばの書店「久美堂本店」(町田市原町田6、TEL 042-725-1330)で現在、桜美林中学校の生徒が作成したPOP広告を書籍と一緒に展示するフェア「魂のPOP 2014」が開かれている。
中学生にもっとたくさんの本を読んでもらいたいと、書店と学校が協力して行う同企画は今年が4年目。中学3年生が自分の好きな本を紹介する約150点のPOP広告は、文章に合わせて手描きのイラストや切り絵、立体物を用いるなど手が込んでいて多彩。保護者が気軽に作品を見に来ることができ、客からも好評という。
「普段は店員や出版社が作ったPOPを使っているが、どの書店も似たものになりがち。出版社やジャンルに関わりのない同フェアで、お客さまに新鮮な売り場提案ができる」と経営企画室長の井之上健浩さん。「インターネットで本を買う人が増え、街の書店の存在感が薄れている。今回のような取り組みで地域とのつながりを強めていければ」と期待する。
営業時間は10時~20時。6月28日まで。