女子サッカー「プレナスチャレンジリーグ」第15節が7月12日、ノジマフットサルパーク(相模原市南区新戸)で行われ、ノジマステラ神奈川相模原がスフィーダ世田谷に2対1で勝利した。観客数は405人。
ホーム相模原から神奈川県初の1部「なでしこリーグ」昇格を目指すノジマ。序盤のブロック戦は4勝3敗と苦しんだが、「ブロック交流戦」は負けなしの6連勝と巻き返して現在3位。5位のS世田谷には昨シーズン、力負けしている。両チームともに昇格するためには落とせない重要な試合。
試合は前半スコアレス。後半は序盤、S世田谷が押し込む展開が続くが、先制したのはノジマ。63分、ノジマの吉見夏稀選手がセンターライン付近から右サイドにロングボールを蹴ると、スペースに走り込んだ後藤麻衣香選手が中央に折り返す、これを吉見選手が右足で決める。
勢いに乗ったノジマは3分後にも吉見選手がPKを決めて2対0。S世田谷は前線にポジションチェンジしたDF田中麻里菜選手が左サイドからのクロスを頭で合わせて1点差とし、主導権を取り戻す。それでもS世田谷の猛攻をしのいだノジマが接戦を制した。
試合後、ノジマの菅野将晃監督は「強いチームを相手に局面での激しい攻防に負けなかった。選手のゴールに向かう姿勢が接戦をものにした」と振り返る。
リーグは後半戦に突入。ノジマは序盤に負けている日本体育大学女子サッカー部(1位)、スペランツァFC大阪高槻(2位)と再戦する。「上位から下位まで力が拮抗しているので、今の順位通りには終わらない。ポジションを維持し、日体大と高槻との試合に臨みたい」と話す。
次のホームゲームは9月7日、三増公園陸上競技場(神奈川県愛川町)で愛媛FCレディースと対戦する。