明治安田生命J3リーグ第26節が9月21日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ホームのSC相模原はFC町田ゼルビアに1対2で敗れた。
観客数は今シーズン最多の5630人。「隣町ダービー」の意地とプライドを懸けた戦いに試合前からスタジアムは熱気に包まれた。
前半は両チームとも積極的に仕掛けるもスコアレス。後半48分、町田はコーナーキックを遠藤敬佑選手が頭でゴール前に落とすと、戸高弘貴選手が押し込んで先制。相模原も57分、菅野哲也選手から絶妙なサイドチェンジのパスを受けた服部康平選手が飛び出してきたゴールキーパーをかわして同点弾。
ホームチームの反撃にスタジアムが大歓声に包まれた直後、ロングボール処理のミスを町田の久木野聡選手に突かれて失点。相模原は攻撃的な選手を投入し、町田ゴールをおびやかすも得点には至らなかった。
町田の相馬直樹監督は「お互いに攻撃的ないい内容のゲームだった。今回は勝たせていただいた。選手の姿勢をたたえたい」と振り返った。
相模原の木村哲昌監督は「ミスで失点した。これが町田との差だと痛感した。後半は『競り合いに来ている町田』と『見ている相模原』の差があった。次につながる内容で悪くなかったが、今シーズン、町田に3回とも敗れた結果は悔しい」と話す。
次の公式戦は10月5日、SC相模原はFC琉球と、FC町田ゼルビアはガイナーレ鳥取とそれぞれホームで対戦する。13時キックオフ。