J3第30節、FC町田ゼルビアはホームでY.S.C.C.横浜に2対1で勝利した。観客数は3018人。
前半は町田、横浜ともにいい形をつくるも得点には至らず。後半75分、横浜の短いクリアボールを拾ったリ・ハンジェ選手がゴール中央からミドルシュートを決めて、町田が先制。横浜も83分、ロングパスからの折り返しを吉田明生選手が決めて同点とする。
アディショナルタイム、鈴木崇文選手のシュートが横浜の選手の腕に当たり、ペナルティエリア中央3メートル手前でフリーキックを獲得。これを自ら左足で決め、町田が劇的な勝利を上げた。
町田は4試合ぶりの勝利。残り3試合、順位は3位のままだが2位の長野が引き分けたため、勝ち点差を1に縮め、J2昇格への希望を残した。
「ここからビッグウェーブを起こしたい」と相馬直樹監督。「ここ数試合、いい形でゲーム入ってもなかなか点がとれない。今日は最後に点をとることができたのは自信になる。ここからしっかりと積み重ねるようにしたい」と話す。
前回の横浜戦でもアディショナルタイムにFKを決めた鈴木選手は「一体感が出た。今日は勝ったが上との差があるので、選手、スタッフ、サポーターの皆さん一体となって戦いましょう」と呼び掛けた。
次のホームゲームは11月9日、FC琉球と対戦する。