玉川大学(町田市玉川学園6)は4月1日、学生の長時間滞在・学修を可能にする新校舎「大学教育棟2014」の運用を開始した。
これまでキャンパスに点在していた図書館や大学事務室などを一つの建物に融合し、高機能化した7階建ての新棟は、大学設置基準の定める「1日8時間」の学修時間を大学内で確保することを目的にデザイン。
特徴は、「スターバックスコーヒーやガストなど若者が集まる空間を参考にした」というラーニング・コモンズ。様々な形状のイスやソファ、テーブル、ホワイトボード付きのパーティションなどを備え、学生が自主的に学んだり、グループで討論したりできる環境を提供する。
講義室、研究室のほか、個人学修用の個室、「国内最大級」というICタグ対応85万冊収蔵の自動書庫を備えた図書館、長時間滞在できる食堂・カフェなども配置する。
プレス向け内覧会では、様々な場所で勉強している学生が見られた。「驚くほど学生たちが勉強している姿を目にし、我々職員はとても感心している」と同大学の広報担当者。「学生の利用状況などのビッグデータも活用しながら、次の実践的な取り組みを検討していく」とも。