J3リーグ第10節が5月10日、相模原ギオンスタジアムで行われ、SC相模原はFC琉球に0対1で敗れた。入場者数は3205人。
中2~3日で5試合をこなす過密日程の最終戦。選手のコンディションの差が内容に表れた。序盤、相模原はミスが多く、守備から攻撃へのリズムがつくれない。琉球は前線から積極的に守り、攻撃の芽を摘むと、縦への早い攻撃で何度もゴールを脅かす。それでも相模原は、負傷明けのMFトロ選手、交代で入ったMF天野恒太選手らの守りで前半をしのぐ。
後半も琉球ペースで試合が進むと、66分にトロ選手が負傷で交代。その3分後、琉球がMF田中恵太選手のシュートで先制。相模原はFWレオジーニョ選手を投入して反撃を試みるも、得点にはいたらず。ホーム3連勝を逃し、順位を4位に下げた。
試合後、琉球の薩川了洋監督は「(町田戦と山口戦の)2試合連続、アディショナルタイムの失点で負けた悔しさがあった。選手は最後まで走り、勝ち切ることでいい経験になった。もっと上に行けると思う。いいね」と上機嫌で話した。
「点差以上の完敗。ミスが多く攻守ともにリズムがつくれなかった」と相模原の辛島啓珠監督。
相模原の次の公式戦は5月24日、Y.S.C.C横浜とニッパツ三沢競技場で対戦する。