日本フットサルリーグ(Fリーグ)第12節が7月5日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田は府中アスレティックFCに3対1で勝利した。観客数は1332人。
前節の第1クール最終戦で順位を一つ上げて今季最高の2位につけた町田。この日もGKイゴールを中心とした堅守からチャンスをつくるも、府中も町田から移籍したFP永島俊らがフィジカルを生かした攻撃で町田のゴールをおびやかす。元チームメートの攻防はヒートアップし、早い時間からファールを積み重ねてしまう。
試合が動いたのは後半5分、町田の滝田学が左サイドからミドルシュートを決めて先制。府中もカウンターからドリブルで持ち込んだ皆本晃がイゴールをかわして同点とする。その後、互角の展開となるが、イゴールの意表をつくプレーが町田に流れを引き寄せる。
人数をかけて攻撃してきた府中のシュートをキャッチすると自らドリブルで相手陣内に持ち込み、右サイドの原辰介にパス。これを決めて勝ち越しに成功。さらにパワープレーに切り替えた府中に対し、滝田が追加点を挙げて勝ち点3を奪った。
リスクを負った攻撃の精度が勝敗を分けた。試合後、イゴールは「闘志むき出しの中身の濃い、いい試合だった。同点にされた後もチャンスを作り続けることができたのが勝利の要因」と話す。ドリブルでの攻撃参加について、「ディフェンスで数的優位の状況ができたので選択した」とも。
次のホームゲームは7月26日、デウソン神戸と対戦する。