JR相模原駅前の繁華街に2月24日、各地のグルメを集めた飲食施設「相模横丁」(相模原市中央区相模原2)がオープンする。企画・運営は、店舗のデザインや内装工事を手掛けるプラウド商事(富士見3)。
パチンコ店だったビル1階を改装し、8つの専門店が出店する。施設の面積は約200平方メートル。内装は、各店のキッチンを囲むようにカウンター席を配置、コンサートなどのイベントに利用できるステージや共有テーブル席を設ける。横丁のように一つの空間の中に店を集積させることで、にぎわいが生まれるように仕掛ける。各店の面積は約10平方メートル。
出店者は、新大久保のネパール料理「モモ」、五反田のうな串店「九三郎」、下田のホテル&レストラン「バイ・ザ・シー」の魚貝創作料理店をはじめ、肉バル、焼き鳥、串揚げ、牛鍋料理の各店。
「相模原の人が食べたことのない店を集めた」と同社の鈴木竜二社長(30)。「生まれ育った相模原を活気づけたい」と西麻布と神宮前で同様の施設の設計施工などに関わった経験を生かし、事業を立ち上げた。
「若い人や女性が集まれる店が相模原駅の周辺にほしかった。(単独で)普通に出店しても、ここでの飲食業経営は難しい。低予算・低リスクで出店できる横丁が適している」と明かす。
「転貸借で飲食店が出店する横丁は流行りつつある業態。パチンコ店やボーリング場などの比較的規模の大きい床の活用手段として商機を広げてきたい」などと意気込みを見せる。