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春の訪れ告げる「梅の根付」 町田天満宮が復興支援

「日待ち梅」を持つ宮司の池田泉さん

「日待ち梅」を持つ宮司の池田泉さん

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 震災からの復興を願って町田天満宮(町田市原町田1)が商品化した根付「日待ち梅」が静かな人気を呼んでいる。

色が変化する根付

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 同神社の巫女だったデザイナーが神紋の「加賀梅」をモチーフにデザイン。紫外線に当てると白色から、「早咲きの鹿児島紅の赤に近い色」に変化する。日差しが強くなると変化のスピードが早く、色が濃くなることから、春の訪れを感じることができる。

 「被災した人々が、お日様とともにごく当たり前の生活を送ることのできる日が本当の復興の日。その復興の日を待つという願いも込めて『日待ち梅』と名づけた。気持ちの中で風化させずに関わっていければ」と宮司の池田泉さん。

 2011年から新春を中心に売れ続け、残り400個ほど。価格は500円で、利益は東日本大震災の義援金に充てられる。境内の売店で販売するほか、ネットで注文を受け付ける。

 観梅スポットとしても人気の町田天満宮。境内には、「月影」「塒出錦(とやでにしき)」「蝶の羽重ね」など15種類が植えられ、3月頃まで楽しめるという。

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