J2リーグ第3節が3月12日、町田市立陸上競技場(町田市野津田)で行われ、FC町田ゼルビアはファジアーノ岡山と1対1で引き分けた。入場者数は4205人。
今季ホーム初勝利を目指す町田は序盤に決定機をつくるも得点に至らず。それでも後半、フリーキックからMF重松健太郎選手がヘディングシュートを決めて先制。その直後には、FW戸島章選手がドリブルで持ち込んでゴールネットを揺らすも、相手チームの抗議で判定が「オフサイド」にくつがえる。
「幻のゴール」の後、相手のクロスボールがDF藤井航大選手の体に当たってオウンゴール。1対1で勝ち点1を分け合った。町田の攻撃陣は決定力に欠けたが、シュートを3本に抑えた好守が光った。
アディショナルタイムには、ユース所属のMF橋村龍ジョセフ選手がクラブ史上最年少の16歳6カ月17日でJ2リーグデビューを果たした。同リーグでは歴代2番目の若さでの出場。
試合後、相馬直樹監督は「ゴールに迫るいい形を作れた試合の立ち上がりに点が取れずにいたことで劣勢になってしまった。選手は最後まで、昨年プレーオフに進出した岡山に対してゴール前で体を張る場面を作ってくれた。われわれが突き進んでいる道は決して間違っていない。勝つために必要な何かを足していくための準備をしていきたい」などと話す。
次のホームゲームは4月1日、FC岐阜と対戦する。