子どもたちにもっと本に親しんでもらおうと、町田市の図書館で現在、夏休み企画「本がつなげるまちだライブ・ラリー」が行われている。

子どもが作ったPOP

　同企画は小学5年～高校生を対象に、読み、表現する楽しさを伝えること、夏休みの宿題の一環として図書館を利用してもらうことが目的で、今回が初めての取り組み。

　期間中、本の紹介文「POP」を作成し、図書館に提出するとスタンプが貯まる。スタンプ2個でオリジナルキャラクターのマスキングテープ、4個で文具類などのグッズをそれぞれ進呈。スタンプのデザインは各図書館で異なり、スタンプラリーとしての楽しさも演出した。

　紹介する本のジャンルは不問で、雑誌や漫画でも可能。図書館の特設サイトに、おすすめ本ブックリスト、POPの作り方などを掲載し、POPは本とともに図書館内に掲示している。

　中学生～高校生になると図書館の利用が減るという。図書館担当課長の江波戸恵子さんは「若い人の利用者を増やしたいと、図書館員が手作りした企画。継続的なイベントになれば」と期待を寄せる。

　関連イベントとして「POP制作講座」を7月28日、中央図書館で開く。申し込みが必要で、町田市イベントダイヤル（TEL 042-724-5656）で同23日19時まで受け付ける。

　同企画は、町田市立図書館全館（中央、さるびあ、鶴川、金森、木曽山崎、堺、鶴川駅前、忠生）、町田市民文学館ことばらんどで8月31日まで実施。