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相模原の喫茶店で「フィルム写真」展 日常テーマに20~50代が出展

フィルム写真展の出展者。後段中央がなちゅフォト発起人の鈴木哲史さん。

フィルム写真展の出展者。後段中央がなちゅフォト発起人の鈴木哲史さん。

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 相模原の喫茶店「喫茶ナチュラル」(相模原市南区古淵2、TEL 042-756-4919)で現在、フィルム写真展「ふと、まばたきした。」が開かれている。主催は、同店に集まる写真好きのグループ「なちゅフォト」。

フィルムカメラが集まった

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 10年前にスタートした同グループ初のフィルム写真展。SNSを通じて最近加入した若いメンバーのフィルムカメラ使用率が高いことから単独開催に至ったという。

 出展者は、20~50代の男女11人。自分で現像できるほど長年フィルムに親しんだ世代から親のフィルムカメラを使っているという世代まで様々。

 「日常のなにげない風景」をテーマに据えたスナップ3枚構成の作品は、聴診器と工業地帯、ネコがどこかに映っているという公園、朝の台所、回転寿司、湘南の海など多彩。

 「フィルム代や現像代が高くてたくさん撮れない」「撮った写真をすぐに確認できない」「デジカメに較べて機能が少ない」などの制約条件が、1枚1枚を丁寧に撮るという行為につながり、作者それぞれの思いや個性を際立たせている。

 出展者は「娘の逆上がりを撮っていて、これは日常の中の進歩。同じ日は二度とないと感じた」「現像された写真が撮影時のイメージと違っていても受け入れられる。デジカメが記録だとしたら、フィルムは記憶かもしれない」など、フィルム撮影で感じたことを話していた。

 営業時間は11時~21時30分。同27日まで。

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