和光大学現代人間学部現代社会学科(町田市金井町)は10月13日、「格差社会」をテーマに公開シンポジウムを開催する。
バブル経済崩壊を機に「総中流社会」とも称されてきた日本社会は大きな変容を見せ、人々の間には将来の生活や社会に対する不安が高まっている。このような状況を受けて、経済学や社会学の分野では「格差」の内実をめぐって盛んに議論が行われている。また、急速な少子高齢化による人口減少という予測のもと、日本社会の持続可能性を危惧する主張も現れ、その一つの対応策として「外国人労働者」の受け入れの是非をめぐっても議論されている。
同シンポジウムでは「格差」や「外国人労働者」受け入れをめぐる言説を手がかりに、そこから読み取れる日本社会の現状と人々の意識のありようを「社会的排除」や「ナショナリズム」といった視点から考察し、「格差社会」日本の行方を考える。
内容は、岩間暁子准教授による「『格差論』の現在と家族・労働・福祉」の報告、挽地康彦・専任講師による「人口減少時代における「移民と社会的排除」の報告など。
開催時間は13時30分~17時30分。場所は同大学J-301教室。入場無料。予約不要。