町田のIT企業「ネクストスフィア」(町田市南大谷)は8月20日、ウサギをかわいく撮影する機能を備えたシェアアプリ「うさぎ広場」をバージョンアップした。
「動き回るウサギの一番いい瞬間を撮りたい、見せたい」と代表の秋田潤さんが開発した。「スマホで撮影するとピンぼけ写真が多くなる。連写アプリは選定とアップロードの手間がかかる。アプリの主要コンテンツはいろいろな人が撮ったウサギ写真。いい写真を撮るためのトライアンドエラーをなくしたかった」
同機能「うさぎカメラ」は、ウサギに合わせた設定を施し、スマホの性能が許す限りの連写が可能。撮影後は必要な写真だけを指一本の直感的な操作で保存して、「うさぎ広場」に即時公開できる。ウサギの耳に配慮して、撮影音を消したという。
「ペットのウサギは増えているが、どのような食生活をすればどのくらいの寿命になるのかなど、分かっていることは案外少ない。継続的にウサギのデータを収集・分析することを究極的な目的としてアプリを設計開発している」と秋田さん。
「データを数多く集めるには、『うさぎ広場』の利用者数を増やさねばならず、そのためにはエンターテイメント的な楽しさを追求しなければならない部分もある。当面は、ウサギ写真を増加させるべく、カメラ機能の磨き上げに注力する予定」と明かす。
Androidスマートフォンで利用可能。アプリは無料で、管理できるウサギの数や参照できる写真の数などを優遇する購入アイテムを設定する。追加機能として、ぼけ写真を自動で除外する機能を開発中という。