相模原市は5月26日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言解除後の対応を発表した。8月31日まで休止予定だった市民利用施設は6月1日より段階的に再開する。
市内では5月16日以降、陽性患者が発生してないことから、「感染は収まりつつある」とするが、第2波・第3波が起こり得ることも想定。長期的な視点から、「新しい生活様式」をはじめとした感染防止に取り組む一方、市民・事業者の暮らしと経済活動をできる限り回復させるための支援が求められていることを踏まえた。
当面の取り組みとして、旧北里大学東病院の新型コロナウイルス専用病院への転用といった「神奈川モデル」を基本とする医療体制の確保、市税や公共料金の支払い猶予、給付金の早期支給、失職者や経済状況が悪化した大学生の緊急雇用などを盛り込む。
公民館、地域センター、こどもセンター、児童館、図書館、キャンプ場のほか、相模原ギオンスタジアムやサーティーフォー相模原球場、銀河アリーナ、さがみはらグリーンプールなど計209施設は6月1日から施設状況などを踏まえて段階的に再開。各施設の再開時期は後日、市ホームページなどで公表するという。
市立小学校・中学校は6月1日より、分散登校などで教育活動を段階的に再開。保育所・児童クラブ、高齢者や障害者のデイサービス・ショートステイ事業は感染防止策を講じて開所。家庭保育が可能な場合は自粛を求める。