社会人アメリカンフットボールリーグ「X1スーパー」第3節、ノジマ相模原ライズはIBMビッグブルーに27対20で勝利した。観客数は963人。
今季初戦で富士通フロンティアーズに敗戦を喫した後、コロナ禍でチーム合流が遅れた新クオーターバック(QB)カート・パランデック選手を迎えたライズ。第2節は接戦を制したが、富士通が全勝でJAPAN X BOWL進出を決めたことから、来季へのモメンタムを得るための2位決定戦になった。
試合はQBパランデック選手の97ヤードのタッチダウンなどで先行するライズをIBMが追いかける展開。最後まで逆転チャンスをうかがうIBMに対し、自陣ゴール前1ヤードでインターセプトを決めるなど試合の要所をつかんだライズが競り勝った。
ラン合計174ヤードのうち114ヤードを獲得したQBパランデック選手について、ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチは「足の速さで契約を決めた。意欲的で真面目な選手なので期待している」と評す。
「富士通戦で散々な負け方をした後、日本一にふさわしいチームの姿を見つめ直し、選手が一丸となって取り組んできた結果が表れてうれしい。チームを強くして来シーズン、富士通を倒して日本一になることを誓いたい」と言い切った。