環境活動家ポール・コールマンさんのトークライブが12月12日、町田市民ホール(町田市森野2)で開催される。
ポールさんは、1954年イギリス・マンチェスター生まれの環境活動家。1990年から世界39カ国、4万7,000キロを徒歩で旅し、数百万本以上の木を植えながら環境保護のメッセージを伝え続けている。1993年に国連環境計画から「アースウオーカー」の称号を受け翌年、国連認定NGOの「We the Peoples Initiative」の平和大使となった。
今年は、北京オリンピックのテーマのひとつ「グリーン・オリンピック(環境に配慮し、快適な環境で行うオリンピック)」の動きを後押しするため、中国大陸3,000キロを歩いた。
トークライブでは、ポールさんが肌で感じた中国の環境の現状について、真っ黒に汚れた川、ゴミが散乱する街角、大量の農薬散布などマスコミでは見られない衝撃的な写真などを交えて語る。後半は、翻訳家の山川鉱夫さん・亜希子さん夫妻がトークに加わり、自分たちでできることを参加者と一緒に考える。
ポールさんの妻で作家の菊池木乃実さんは「誰もがおぼろげながら危機を感じていた食の安全性の問題、自給率の問題、何かしらぼんやりと考えていた環境破壊というものが、はっきりと形をなして、新たな行動へのきっかけとなるかもしれない」と話す。
開催時間は18時~20時30分。会費は2,000円。事前の申し込みが必要。