相模湖エリアの石老山ハイキングコースが7月26日、復旧工事を終えて通行可能になった。
石老山は、標高702メートルで関東百名山の一つ。第三紀地層の礫岩が全山に分布し、多数の巨大な奇岩怪石や滝が見どころ。令和元年東日本台風(2019年10月)により、顕鏡寺~石老山頂上までの数カ所で土砂崩れが発生。甚大な被害によって通行止めが続いていた。
顕鏡寺から石老山頂上までは歩行距離1.9キロ、所要時間約80分。JR相模湖駅を起点に巡るコースは歩行距離7.3キロ、所要時間約4時間。区間には、山中で最も大きい高さ22メートル・横19メートルの「擁護岩(雷電岩)」、山腹に突出して東南方向しか見えない「八方岩」などがある。
コースの一部は繁茂などにより、やや歩きにくくなっている。相模湖駅前観光案内所の担当者は「歩行者が増えてくれば、歩きやすくなるはず」と話す。