町田市立図書館は10月18日、電子書籍サービスを開始した。
アメリカで開発された電子図書館システムの「Overdrive(オーバードライブ)」と「Libby(リビー)」を活用。時間と場所に左右されず、来館せずに本を借りることができる。音声読み上げ機能や拡大機能も備え、より多くの人が本に親しめる環境を実現した。
資料数は2022年度末時点で約3500点を予定。雑誌を含めると10月20日時点で6165作品がラインアップされている。ジャンルは、フィクション(小説)=605点、ノンフィクション(新書など)=726点、児童向け文学=206点、コミックとグラフィックブック=233点などで、洋雑誌が充実している。
利用対象は、市内在住・在勤・在学で図書館利用券の所有者。電子書籍サービス用サイトにアクセスし、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの端末から借りる。利用にはID(利用券番号8桁)とパスワード(生年月日8桁)が必要。貸出は3点まで。貸出期間は2週間(336時間)で予約がない場合に限り1回まで延長できる。
図書館ではサービス導入にあたってキャラクター「ブックロー」を考案。フクロウの子どもで、羽毛は黄色で嘴はペパーミント色。丸い眉がチャームポイント。口癖は「…なんと!」。得意技は「でんぐり返し」。みんなが知らないことは「たくさん食べること」「その食べ物の色に見た目が変わると」といった謎の細かいキャラ設定で、同サービスをアピールする。