セレクト古着店「paris94」（町田市中町1）が4月15日、町田高校通りにオープンした。

　店舗面積は11坪。フランスとアメリカのファッションブランド古着を中心に取りそろえる。店主の小田裕貴さんは町田の生まれ育ち。学生時代から町田駅周辺の古着店に足しげく通い、卒業後はファッション業界で経験を積んだ。

　店名は、小田さんが好きだというファッションブランド「Supreme（シュプリーム）」の創業年とファッションの都「paris（パリ）」から成る造語。

　主な取り扱いブランドは、アニエスベー、A.P.C、ヘルムート・ラング、コム・デ・ギャルソン、Supreme、ラルフローレン、ブルックスブラザース、パタゴニアなど。商品はメンズの方が多いが、「ボーイッシュなレディースアイテム」も並べる。「時代やジャンルを問わず、シンプルなスタイルがかっこいいと思う。きれい目な洋服を選んでいる」と小田さん。

　価格帯は、アウター＝2～4万円、シャツ＝5,000円～1万円、デニム＝5,000円～1万5,000円。「相場を気にせずに自分の感覚で値付けをしているので、高いと言われることもあれば、安いと言われることもある。都内の同じような店よりは安いと思う」とも。

　商品をゆっくり選んでほしいと店内にソファを置く。ドリンクも提供する予定だという。「古着の魅力は、現在のファッションの形やディテールの原点があるところ。洋服の作りがしっかりしているので、長く着られてきた」と小田さん。「町田の老舗古着店のように、長く愛される店にしたい」と意気込む。

　営業時間は14時～21時。