全国高校ラグビー大会(以下、花園)を2連覇した神奈川県立相模台工業高校ラグビー部を紹介するミニ展示「台工ラグビー部 栄光プレイバック」が現在、相模原市役所1階ロビーで行われている。
同ラグビー部は花園に16回出場し、1992年度・1993年度に花園を制覇。同校以来、神奈川公立高校の花園出場はない。黒いジャージーとその強さから「神奈川のオールブラックス」と呼ばれたが、2005(平成17)年の高校合併で廃校となり、県立神奈川総合産業高校(相模原市文京1)に再編された。
展示は9月に開幕するラグビーワールドカップを前に、県立神奈川総合産業高校に保管されていた資料を公開。当時の優勝旗や相模大野コリドー街での優勝パレードの写真、レプリカジャージー、当時の新聞記事などを陳列する。
2連覇した当時のラグビー部員で現在、三菱重工相模原ダイナボアーズでフロントスタッフを務める浦田昇平さんは「連覇した年は、持ち前の強力フォワードに機動力が加わった。チームの基準を高く設定し、勝利しても失点したら試合後に練習するくらい厳しかった。相模原にラグビー日本一の公立高校があったことを知っていただければ」と話す。
展示は9月1日まで。