民泊施設「宿坊 泰全(たいぜん)」(町田市忠生2、TEL 042-791-0602)が10月28日、簗田寺の境内にオープンした。
簗田寺は1629年に建立された禅寺。境内の庫裡(くり)の1階を精進食堂、2階を「ストレスから開放され、新しい自分と出会う禅体験」を提供する宿坊に改装した。施設名は、先代の住職の名前。戦後、荒廃していた寺を立て直した「中興の祖」の意思を受け継ぐ思いを込めた。
インテリアは、「全てが泰(やす)らでいられるような日常を得るための調整に向き合える宿」というコンセプトに沿って設計したという。部屋数は、和室1部屋、ベッドルーム3部屋の計4部屋。最大定員は13人。シャワールーム、洋式トイレ、ライブラリラウンジを備える。家具には、開山当時からあったと推察される樹齢1000年の倒木を使う。
滞在中、境内の掃除や整頓、お香作り、山の散策、座禅、断食などの体験ができる。宿泊施設の支配人、白岩万里さんは「自然と一体になるような宿泊体験をしていただければ」と利用を呼びかける。
宿泊料金は1万1,000円~(時期により変動)。