ジャパンラグビー・リーグワン ディビジョン1第15節が4月27日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区麻溝)で行われ、三菱重工相模原ダイナボアーズはリコーブラックラムズ東京に24対31で敗れた。入場者数は5159人。
9位 相模原のレギュラーシーズン最後のホームゲームは、10位 東京とのD1/D2入替戦回避を懸けた一戦。
試合は、3トライ差での勝利が必要な東京が攻勢をかけて、一時は7対31までリードを広げる。相模原は後半、安江祥光選手とウォルト・スティーンカンプ選手の連続トライで、トライ差を「2」に縮め、最後はジェームス・グレイソン選手がペナルティゴールを決めた。
相模原は敗れたものの、1試合を残して勝ち点差で今シーズンの9位フィニッシュを確定。昨シーズンは入替戦を勝ち抜いて1部残留を果たしたが、今シーズンはチーム史上初めて、レギュラーシーズンでの1部自力残留を成し遂げた。
試合後、グレン・ディレーニー ヘッドコーチは「1試合を残して入替戦回避を決められたのは、自分がこのチームに来た2、3年前と比べたら、成長できていると思う」と今季の戦いを振り返った。
この日は、ボクシングWBC世界バンタム級チャンピオンでパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じての最強ランキング)10位、相模原市ホームタウンアスリートの中谷潤人選手がゲスト観戦。
中谷さんは「ダイナボアーズの後半の巻き返しなど見どころがあって楽しめました。ラグビー観戦は初めてでしたが、実況の成昂徳さんがボクシングに例えてルールを教えてくれたので分かりやすかったです」と笑顔で話し、印象に残ったプレーにベン・ポルトリッジ選手のラインブレイクを挙げていた。