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首位のFC町田ゼルビア、平河悠選手ラストマッチを勝利で飾る

寄せ書きを持つ平河選手(中央右)と藤尾選手(中央左)、選手、サポーターと記念撮影 ©FCMZ

寄せ書きを持つ平河選手(中央右)と藤尾選手(中央左)、選手、サポーターと記念撮影 ©FCMZ

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 J1リーグ第22節が7月6日、町田GIONスタジアム(町田市野津田町)で行われ、FC町田ゼルビアは名古屋グランパスに1-0で勝利した。入場者数は9117人。

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 直近5試合無敗でシーズン前半戦を首位で折り返した町田。同節は、海外クラブに移籍する平河悠選手のラストマッチになった。平河選手は2021シーズン後半、特別指定選手として山梨学院大学時代からチームに在籍し、J1昇格に大きく貢献。J1でも存在感を見せるとともに、パリ五輪に臨むU-23日本代表メンバーに選出されている。

 「平河は最後の試合という思いがあったでしょうし、これまでチームの勝利に貢献してきた選手なので、笑顔で勝って送り出そうと、チームに伝えて入った」(黒田剛監督)

 引き分けが続くホームで5試合ぶりの勝利を目指す一戦。試合は前半30分、ボックス内で平河選手のパスを受けた下田北斗選手が一人かわして右足を振り抜く。このボールがキーパーの脇をかすめてネットを揺らす。

 攻守の切り替えが早い町田は、名古屋に攻撃の形をつくらせない。80分には、怪我から復帰したオセフン選手がGKのロングフィードを高い打点のヘディングで前線につなぎ、下田選手が今度は利き足の左でゴール右隅に流し込む。これは、オセフン選手の空中戦でのファール判定で、幻のゴールとなった。それでも、名古屋の反撃を抑えた町田が、2位との勝ち点差5をキープした。

 試合後、平河選手はゴール裏サポーターに挨拶。クラブから初めて世界に挑戦する同選手へ、サポーターの寄せ書きが贈られた。

 町田の次のホームゲームは7月20日、国立競技場で横浜F・マリノスと対戦する。

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