J1リーグ第29節が8月31日、国立競技場(新宿区)で行われ、FC町田ゼルビアは浦和レッズと2-2で引き分けた。
今季3戦目となる同競技場での初勝利を目指す町田。前半はチャンスを作りながらも得点には至らず、セットプレーで浦和に先制される。
後半、町田は選手交代で攻勢を強めると、ナ サンホ選手のクロスをオ セフン選手がピンポイントのヘディングシュートを決めて同点。さらに勝ち越しを狙う町田に対し、87分、浦和のチアゴ サンタナ選手がゴール前でフリーとなり、クロスボールを頭でゴールに押し込む。競技場が浦和サポーターの大声援で包まれる。
諦めない町田は、アディショナルタイム、ゴールキーパーのロングフィードをミッチェル デューク選手が頭で前線の藤本一輝選手につなぐ。そして藤本選手の左サイドライン際からの折り返しにエリキ選手が走り込んでネットを揺らす。終盤の劇的な試合展開で勝ち点1を分け合った。
同節、2位の広島が勝利して首位に浮上。14節以降首位を守り続けてきた町田が2位に順位を落とした。
試合後、黒田剛監督は「自力優勝の芽もあるし、(広島との)直接対決もあるので、これから9節、やっとスタート台に立ったようなつもりで、我々はひとつになって、一戦一戦、みなさんの期待している目標に向かって、しっかりと地に足をつけて頑張っていきたい」と話す。
町田の次のホームゲームは9月8日のルヴァンカップ第2戦、町田GIONスタジアムでアルビレックス新潟と対戦する。