Fリーグディビジョン1第10節が10月12日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田がパサジィ大分に3-0で勝利した。観客数は1351人。
アウェーで難敵の名古屋を下した後、中断期間をはさんで約2カ月半振りとなるリーグ公式戦。「高強度トレーニングでコンディションをベースアップし、状況判断の向上にフォーカス」(町田の甲斐修侍監督)して臨んだホーム2連戦の初戦。
先制したのは町田。前半6分、ビルドアップしたGKビゴージ選手のパスを受けた毛利元亮選手のクロスにクレパウジ ヴィニシウスが合わせてネットを揺らす。さらに16分には山中翔斗選手が中央のドリブル突破でGKもかわして2点目。
後半は大分に押し込まれる時間が長かったが、終盤の36分、町田の礒貝飛那大選手のパワープレー返しとなる自陣からのロングシュートで試合を決めた。町田は勝ち点3を加えて、立川と名古屋を抜いて3位に浮上。
町田は今季2回目の無失点試合。試合後、甲斐監督は「相手の長所を消し続ける強度の高いディフェンスが町田の強み。シーズン前半に失点を重ねた試合も経験し、成長過程の選手たちが、中断明けの難しい試合をゼロに抑えることができたのは非常に自信になる。ただ結果としてゼロだが、失点してもおかしくない場面もあった。キーパーと連動した動きの精度をあげていく」と話す。
次節は10月19日、町田市立総合体育館で最下位のヴォスクオーレ仙台と対戦する。「すごく難易度の高いゲームになる。順位は関係なく自分たちのストロングを発揮して、勝ち点3をとることに集中する」(甲斐監督)