
J1リーグ第23節が7月5日、町田GIONスタジアム(町田市野津田町)で行われ、FC町田ゼルビアが清水エスパルスに3-0で勝利した。入場者数は1万1779人。
シーズン後半戦に入って3連勝のゼルビアがこの日も勢いを見せた。14分、下田北斗選手のフリーキックを菊池流帆選手がヘディングシュート。ポストに当たって跳ね返ったボールを菊池選手が頭で押し込み先制。エスパルスはボールを丁寧につないでゼルビア陣内に攻め込むも、なかなかシュートまで持ち込むことができない。
一進一退の攻防でスコアが動かずに迎えた終盤の75分、望月 ヘンリー海輝選手が右サイドを突破してあげたクロスボールにオ セフン選手が飛び込む。ボールはゴールラインを割ったかと思われたが、VARによるオンフィールドレビューの結果、相手選手によるハンドの判定。PKを相馬勇紀選手が正面に強く蹴り込み追加点。
試合途中から振り始めた雨が強まるなか、アディショナルタイムに沼田駿也選手が放ったシュートは相手ゴールキーパーの手をすり抜けてネットを揺らす。沼田選手のJ1初ゴールで試合を締めくくったゼルビアが今季初の4連勝で7位にあげた。
試合後、黒田剛監督は「前半は暑さの影響か、奪ったあとも単純なボールロストをする場面もあって危ない場面を作られたが、後半に向けて修正できた。その結果、前半よりもボールを奪ったあとに自分たちのボールをつなげるようになった」と振り返る。
ゼルビアの次回のホームゲームは8月10日、ヴィッセル神戸と対戦する。