
J3リーグ第24節が8月23日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区下溝)で行われ、SC相模原はギラヴァンツ北九州に1-0で勝利した。入場者数は1903人。
相模原は、ヴァンフォーレ甲府から移籍した、SC相模原ジュニアユースと東海大相模高校出身の中山陸選手(24歳)がエース番号「10」をつけて初出場。来年の入団が内定している特別指定選手の田鎖勇作選手(拓殖大学在籍)も先発に名を連ねるフレッシュな陣容。
前半はスコアレスだったが、相模原が中盤でボールを保持し、北九州に的を絞らせない。後半54分、DF加藤大育選手がオーバーラップし、いい形で右サイドからクロスを送る。これをニアで竹内崇人選手とラファエル フルタード選手がスルーすると、中山選手が右足でネットを揺らす。「背後の取り方からシュートポイントまで今週詰めていた狙い通りの形」(シュタルフ悠紀リヒャルト監督)で相模原が先制。北九州の終盤の猛攻をしのぎ、プレーオフ圏の6位以内への望みをつなぐ勝ち点3を手にした。
「アカデミーの選手が帰ってきて、ナンバー10を背負って活躍する、これ以上のことはない」(シュタルフ監督)
中3日で天皇杯準々決勝のヴィッセル神戸戦。シュタルフ監督は「僕らはスーパーチャレンジャーだが、いままで通り立ち向かえばチャンスはあると自分たちは分かっている。J1川崎フロンターレ含めて上位カテゴリーのチームに4回勝っている。5回目があっても不思議ではない。勇気を出して道を切り開きたい」と意気込みを見せる。