Jリーグは9月25日、SC相模原のJ2クラブライセンスを1年延期すると発表した。
相模原は2021シーズン、「施設基準例外規定 2」の適用によるJ2ライセンスを取得し、2025年6月30日までに具体的な計画を提出することが求められていた。しかし、スタジアム整備を想定していたJR相模原駅前での実現が困難になったことから、海老名市内にJ1基準のスタジアムを整備することを条件に、J2ライセンスを申請していた。
J2クラブライセンスを交付判定する第三者機関の第一審機関(FIB)は、「現時点では、計画の実現可能性について十分な確度を持っているとは言えない状況」と評価したが、「現計画に関するステークホルダーへのヒアリング結果や、これまでの相模原市とのコミュニケーションの経緯等を総合的に考慮」し、例外適用を継続して「具体的な計画」の提出期限を1年延期することとした。
この結果を受けて、相模原の西谷義久社長は「この計画を全力で実現に導き、『地元の未来に必要なものをつくる』というクラブ理念のもとホームタウンにおけるスポーツ・文化の発展やシティーブランドの向上に貢献してまいりたい」とコメントを寄せている。
チームは今季のJ2昇格を目指しているが、残り10試合で、プレーオフ圏の6位との勝ち点差は「8」と崖っぷちに立っている。