町田市内の市道脇の植樹帯に植えられたヒラドツツジが、電柱を支える鉄線の黄色いカバーに隠れて大きく生長し花を咲かせた。ブログなどでは「ど根性ツツジ」と呼ばれ話題になっている。
この「ど根性ツツジ」、市内では境川団地付近と昭和薬科大学付近の2カ所で確認されている。境川団地そばのツツジの高さはおよそ2メートル。鉄線の黄色いカバーのなかを直径2センチほどの幹が伸び、その先端から大きく枝を伸ばしている。
歩道では、通りかかりの人が次々と携帯電話で写真を撮る姿が見られる。近所に住む女性は「昨年に比べて今年はたくさんの花を付けた」と話す。
ヒラドツツジの樹高は2メートル程度。4~5月ごろに大きな花を開花する。暖地では木の伸びが良いことから街路樹や公園によく植栽されている。
町田市道路補修課の担当者は「植樹帯のツツジは通常50センチほどの高さに切りそろえる。カバーに隠れていたので切れなかったのでは」と話す。