シンガー・ソングライターのタラ・ジェイン・オニール(Tara Jane O'Neil)さんの来日公演「はるでら」が5月16日、「簗田寺(りょうでんじ)」(町田市忠生2)で行われる。
タラさんは、米ケンタッキー州ルイビルで1990年代初頭から「ロダン」のベーシストとして活動開始。バンド解散後も、幾つかのバンドのメンバーとして活動しながら、憂いのあるシンガー・ソングライターとして2000年よりソロ活動を開始。マルチ・インストゥルメンタリストとしても知られ、アイダやジャッキー・オー・マザーファッカーなど、さまざまなアーティストの録音作品で客演している。昨年発表した6枚目のオリジナル・アルバム「ア・ウェイズ・アウェイ」は「アイダ」のダニエル・リトルトンさんが全面参加した。
2年ぶり5回目の来日ツアーは全国7カ所で公演。東京公演は、セヴンス・フロア(渋谷区)と簗田寺の2会場。2回目となる簗田寺公演は、タラさんと二階堂和美さんのソロ・セットのほか、共演セットを予定。境内には、ベジタリアン専門の定食店「なぎ食堂」(渋谷区)が出店する。
招聘(しょうへい)元のSweet Dreams代表、福田教雄さんは「胸がうずくような感覚を、ここまで見事に歌と音で伝えてくれるシンガー・ソングライターはそうはいない。理想のサウンドと即興性を表現できる環境が整っている簗田寺公演をタラさんはすごく楽しみにしている。観客に配る手製パーカッションなど、いろいろなアイデアを普段よりももっと考えているように思える」と話す。
簗田寺は閑静な森と豊かなわき水に恵まれた曹洞宗寺院で、参禅道場やコンサートなどの文化活動を活発に行っている。これまでに、ハイラマズやアイダ、巻上公一さん、トクマルシューゴさんなどが本堂で演奏している。
開演は18時。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。