玉川大学ソーラーチャレンジプロジェクト(TSCP)は8月10日~12日に秋田県大潟村で行われた「全日本学生ソーラー&FCカーチャンピオンシップ(JISFC)」で2年連続の総合優勝を果たした。
同大会は、太陽光と水素を唯一のエネルギー源として3日間約25時間を走破するラリー。1周25キロのコース周回数を競う。
同チームには、大学院生4人(工学研究科)と学部生12人(工学部、農学部)が参加。2005年からレースに出場している太陽光と燃料電池のハイブリッドカー「オンディーヌ」の燃料電池を交換するとともに太陽電池の面積を増やした。
レース初日は首位に3周回差の4位で終了。2日目に僅差で首位を奪取すると最終日は悪天候の中、安定した走行で首位をキープ。曇りや雨、夜間でも走行可能な同車両の本領を発揮し、周回数合計33周を記録。同時開催のワールドソーラーカーラリー(WSR)と2大会総合で1位となり、大会2連覇。燃料電池部門では7連覇を果たした。
チーム総監督の小原宏之・工学部教授は「新たな4輪・2人乗りの車体を作りつつレースに臨むという厳しい条件の中、学生一人ひとりがよく頑張った。新メンバーも多かったが、いろいろなことを経験し、来年、再来年にさらに期待している」と話す。