日本フットボールリーグ(JFL)後期第16節が11月21日、相模原麻溝公園競技場(相模原市南区下溝)で行われ、FC町田ゼルビアはSAGAWA SHIGA FCと1対1(前半1対0)で引き分けた。入場者数は3,079人。
今季ホーム最終戦の対戦相手は昨年王者のSAGAWA。昨年、ゼルビアで活躍した得点王・御給匠選手を擁する強豪。JFL対戦成績は1勝1敗1分け。ホームスタジアム町田市立陸上競技場が改修工事中のため、前節に続き同競技場での開催となった。
試合は中盤で激しくボールを奪い合う互角の展開に。両チームともに攻守の切り替えが早く、レベルの高い試合となった。22分、DF藤田泰成選手が相手陣内右サイドでボールを奪うとすぐさま中央へ、相手ゴールキーパーを誘い出す絶妙なクロスボールを供給。FW木島良輔選手が頭で落としたところにMF大前博行選手が走り込み、先制のゴールを決めた。
SAGAWAは中央で構える大型FW御給選手にボールを集め、得点を狙うもゼルビア選手はうまく体を寄せてゴールを阻む。このまま終了かと思われた後半アディショナルタイム4分、SAGAWAのカウンター攻撃から、オーバーラップしてきたDF旗手真也選手にノーマークでシュートを決められ、1対1で引き分けた。この日、4位のHonda FCも引き分けたため、ゼルビアの今季3位以上が確定した。
試合後の2010ホームゲーム終了セレモニーでは、守屋実代表、相馬直樹監督、柳崎祥兵選手のあいさつと記念撮影が行われた。
ゼルビアの相馬直樹監督は「今季ここまで応援してくれた皆さまに感謝の気持ちを持って試合を戦おうと思っていたが、『勝利』という形にすることができず非常に残念。残りあと1試合。一つ順位を上げるチャンスが残っている」と意欲をみせた。