20世紀フランスの詩と版画の関わりを紹介する展覧会が6月18日より、町田市立国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)で開催される。
ボードレールやヴェルレーヌなどで知られるフランスの詩は文学の枠を超えて、多くの美術家にインスピレーションを与えてきた。20世紀以降、こうした詩に挿絵を添えた版画集が数多く制作され、多くの愛好家たちを魅了している。
同展では、ヴェルレーヌの詩にモーリス・ドニが挿絵を制作した版画集「叡智」、ロートレアモンの詩にサルバドール・ダリが挿絵を寄せたシュールレアリスムの記念碑的な作品「マルドロールの歌」、ランボーの代表作「地獄の季節」から着想したマッタの銅版画集などの版画作品約180点を展示する。
開場時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館)。観覧料は、一般=600円、大学・高校生=300円、65歳以上=300円、中学生以下は無料。