山口国体の高校野球硬式で優勝し、全国大会3冠を達成した日大三高野球部が10月21日、町田市長を表敬訪問した。
現メンバーで臨む最後の大会となった山口国体。日大三高は同5日の決勝戦でライバル習志野(千葉)を9回逆転サヨナラ2ランで下し、昨秋の明治神宮大会、夏の甲子園と合わせて全国大会3冠を達成。表敬訪問には、同校の堀内正校長、小倉全由監督、キャプテンの畔上翔選手、主砲の横尾俊建選手、エース吉永健太朗選手が参加し、優勝報告を行った。
吉永選手は「最後の大会で優勝したかった。7回に打たれて逆転されてしまったが、横尾がホームランを打ってくれた。負けなしで終われてうれしい。たくさんの人に支えられてきた。この経験を生かして、これからも頑張っていきたい」と話す。
小倉監督は「甲子園から1カ月半がたつとチームによっては動けない選手がいるものだが、うちの選手は夏と同じように体をつくり、甲子園優勝校として恥ずかしくない試合をやろうと大会に臨んだ。決勝戦は逆転されて、あわやと思ったが土壇場で横尾が素晴らしいホームランを打った。負け知らずで大会を終えることができて幸せ」と振り返り、今年唯一、優勝を逃した春の選抜高校野球大会について、「来年のチームで目指したい」と意気込みを見せる。
吉永選手は早稲田大学、横尾選手は慶応大学への進学が決まっている。畔上選手は法政大学への進学を予定する。最強のチームメートは来年、六大学野球でライバルとして戦うことになりそうだ。