気象庁は3月31日、東京の桜（ソメイヨシノ）が開花したと発表した。平年より5日遅く、昨年よりも3日遅い開花。広域町田圏では今週末、各地で桜祭りが予定されている。

原町田大通りのシダレザクラは満開

　桜の名所、恩田川の成瀬中央橋付近（町田市南成瀬5）や芹ヶ谷公園（原町田5）では大きなつぼみがピンク色に染まり、原町田大通りのシダレザクラは満開となっている。

　町田市では4月15日までを「町田さくらまつり期間」として、桜の名所を持つエリアで市民・事業者・行政が協働でさまざまなイベントを実施。今年からソメイヨシノとヤマザクラが約100本ある芹ヶ谷公園をメーン会場として、7日・8日に屋台や友好都市による郷土特産物の出店のほか、大道芸人のパフォーマンスや宝探しゲームなどを行う。

　約3キロの遊歩道に約400本のソメイヨシノがある「恩田川沿い」、早咲きから遅咲きまで約19種類450本の桜が咲く「尾根緑道」でも7日・8日、「桜祭り」を開催。模擬店や名産品の販売、演奏などが行われる。市内の桜の名所やイベントを紹介する「2012町田さくらガイド」を現在、市役所や観光コンベンション協会などで配布している。

　相模原市内の見どころは、在日米陸軍キャンプ座間と相模原市役所周辺で行われる「桜祭り」。キャンプ座間は7日に一般開放。会場内ではハンバーガーやホットドッグなどのアメリカンフードだけでなく、トルコ、タイ、イタリア、韓国など国際色豊かなフードブース40以上が立ち並ぶ。バンドの生演奏、ストリートパフォーマンス、ゲーム広場などのアトラクションも企画。20時30分からは花火の打ち上げも予定する。

　市役所周辺では7日・8日、さくら通りを主会場に6つのゾーンで、市民の手づくりによる催し物や市民パレード、絵画コンテスト、福祉や環境をテーマにした展示などさまざまな企画が展開される。

　開催時間はイベントにより異なる。町田市や相模原市のホームページで確認できる。