農業体験施設「モナの丘」(相模原市南区下溝、TEL 042-777-8586)で6月15日、ラベンダーの摘み取り体験が始まる。
同心円状の畑に植えられた800本のラベンダーは現在、つぼみが紫に色づき、かすかな芳香を漂わせる。「開花すると香りが発散していくので、開花寸前が摘み取りごろ」と農業生産法人グリーンピア相模原広報・企画担当の市村二郎さん。
同園の面積は約4ヘクタール。ラベンダー畑以外にも、「市内有数の規模」というハーブ園や野菜畑、バラ園などを設ける。「ここ以外にも市内の耕作放棄地などを借りて規模を拡大している。野菜を作ることだけが目的ではなく、自然とのふれあいや地産地消による環境に配慮した農業を実践している」と説明する。
園内では産官学連携による循環型農業にも取り組むほか、レストランやバーベキュー場の運営、野菜や加工食品の販売なども手掛ける。農園の職員は20代の若手4人。ボランティアの手を借りながら運営する。
「食事と併せて園内散策もお勧め。ハーブの使い方もアドバイスするので、スタッフに気軽に声を掛けていただければ」と話す。
ラベンダーの摘み取り期間は約1カ月。体験費用は1リング600円。営業時間は10時(レストランは11時)~20時(11月~2月は18時まで)。月曜定休。