約180店舗が出店する商業施設を含む大型複合施設「bono(ボーノ)相模大野」(相模原市南区相模大野3)が2013年3月15日に開業する。相模大野駅西側地区市街地再開発組合と野村不動産が11月15日に公表した。
相模大野駅からペデストリアンデッキで直結する約3.1ヘクタールの大規模再開発。約180店舗から成る大型商業施設、公共公益施設、市営駐車場、市営駐輪場、分譲住宅、賃貸住宅などが複合する。
90店舗で構成されるショッピングセンターには、地域最大規模の書店「ブックファースト」、ファッション「ZARA」、生活雑貨「ロフト」などが相模大野・町田エリア初出店。
スーパーマーケット「ライフ」、ブーランジェリー「メゾンカイザー」を中心としたスイーツ・総菜・グロサリー・リカーなど37店の食品専門店でフードゾーンを形成。相模原にゆかりのある食材などを扱うアンテナショップ「sagamix(さがみっくす)」、給食揚げパンで有名な「オギノパン」など地元ブランドも出店する。
関東初出店となるベビー用品店「Hello赤ちゃん」、親子で楽しめるカフェ「スキップキッズ」、こども写真館「スタジオアリス」、「こども英会話のミネルヴァ」、ベビーキッズアパレル「オレンジカウンティ」など、増加する子育て世代を意識した店舗も導入する。
約90店の地権者店舗が集まるノースモールとサウスモールは、エリア初出店の店舗をはじめ、再開発以前から評判のあった地元店舗も再出店。路地風の趣のある「ボーノ横丁」では地元の根強い人気店などを集積し、カジュアルに利用できる「食」空間を目指す。
公共公益施設では、パスポートセンターや住民票取得などのサービスを提供する「相模大野駅連絡所」を市内で初めて開設。約700台の市営駐車場、計4,000台の駐輪場も設置する。
商業計画とテナント構成について、事業者は「隣接する町田の巨大マーケットを意識するのではなく、相模大野全体の商業の魅力が増し、既存店と共に街ににぎわいをもたらせるよう、街で求められている業態を中心とした店舗構成を計画した」と説明する。