東京都町田市は2月28日より、将来の「市街化調整区域のあり方」について検討を進めるためウェブアンケートを実施している。
市街化調整区域は、「市街化を抑制すべき区域」として位置づけられているが、地域制緑地指定や公園・緑地整備で保全されている区域外で、墓地や資材置き場への転用による「緑地の減少」や「自然地形の改変」、「谷戸山景観の悪化」、耕作放棄や不法投棄などによる「農地や樹林地の荒廃」などが問題となっている。
こうした状況を踏まえ、同市は今年度予算1,350万円を配分し、「市街化調整区域の適正な土地利用の誘導」「資材置き場や墓地などによる丘陵地の改変の抑制」「北部丘陵と一体となった自然資源を活用したまちづくり」を目的として、住民や土地所有者などの協力を得ながら現況調査を行っている。
実施中のウェブアンケートでは、「市街化調整区域の保全・活用の是非」「農耕作や緑地の管理作業への参加」「緑地保全基金の積立への協力」などの市民参加に関する意見を募集している。回答期限は3月11日まで。
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